Vol.16

最上川に沿って
     陸羽西線

  
 第09週 2月26日〜3月04日

  

雪煙を上げて駆けるディーゼルカー
        この写真はDVD「魅惑の鉄道風景 七曜週めくり」の映像から取り込みました
  
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 風のない日には、鏡のような水面を見せる最上川。陸羽西線はこの最上川に沿って敷かれている。
 東北を横断するローカル線は、今でも数多く残っている。その中でもこの路線はもっとも穏やかな表情を持っている。これは、おだやかな流れの最上川に沿って走るためだろう。
 
 
 2月の後半は通常もっとも積雪量の増える季節だ。ここ陸羽西線でも例外でなく、線路脇には雪がうず高く積まれている。さらに降り続ける雪。音もなく大粒の雪が降り続いていた。
 陸羽西線は、近隣の陸羽東線や北上線に比べると、ダイナミックな撮影ポイントというほどでもないかもしれない。しかし、緩やかに流れる最上川を車窓に見て、日本海に至るまでのんびりと雪見を楽しむにはもってこいの路線だ。撮影していても、数ヶ所の川を入れるポイント、真っ黒に見える森をバックに降り続ける雪を狙う、そんな撮影になる。他の路線の撮影に疲れたら、ちょっと寄ってみたくなる。陸羽西線はそんな路線だ。

 
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ワンポイントフィールドガイド:陸羽西線 古口−高屋
 
  
 最上川に沿った陸羽西線を撮影するポイント。A地点はカーブした列車をアップで撮影する。TOP写真がこの場所で撮影している。古口駅から国道を歩き、集落に続く脇道に入った踏み切りあたりが撮影ポイントになる。午前中が順光。B地点は国道のオーバークロスから最上川を入れて撮影できるポイント。国道の歩道から撮影するため、安全に列車を待つことができるが、冬季は歩道の除雪をしてないことがあり、長靴など、それなりの準備が必要だ。午後が順光になる。
 
 
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実際に撮影に行かれる場合は、週刊週めくりメニュー下にある、ご注意を必ずお読みください
 

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