Vol.42

山陰への道
山陰本線

  
 第34週 8月20日〜8月26日

 
  

夏空を駆けるディーゼル特急
        この写真はDVD「魅惑の鉄道風景 七曜週めくり」の映像から取り込みました
  
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 東北新幹線開業でそれまで最長路線だった東北本線が2位となり、変わって1位に躍り出たのが山陰本線(京都−幡生間673.8km)だ。その玄関口にあたるのはもちろん京都口だが、海に沿った山陰本線のイメージは余部鉄橋を渡る所から始まるような気がする。それほど、乗っても見ても印象深い鉄橋なのだ。
 最近、この鉄橋の架け替えの話が出始めている。早ければ2010年ごろとなっているが、今のところコンクリートの鉄橋になる可能性が高いという。もちろん、工事が始まってしまえば、景観も変わってしまう。今のうちに見ておきたい美しい鉄橋だ。
 
 
 明治45年に作られた余部鉄橋。高さ41メートルという大きさだけでなく、その構造の美しさ、そしてロケーションの美しさを誇っている。夏の青空にそびえ立つ赤い姿が特に良い。空を翔るような列車の姿はまぎれもなく東洋一の鉄橋と言っていいだろう。
 はじめてこの鉄橋を訪れた時は、京都側から列車で入った。トンネルを出て鉄橋に差し掛かると、轟音とともに空を飛ぶような感じに感動、さらに鉄橋を渡りきると橋詰の小さな駅に滑り込んだ。反射的に荷物をまとめて駅に降り立ちじっくりと鉄橋を眺めた。大きい、じつに大きい。そんな印象だった。そして駅から集落につづく道を降りて行くと更に大きさと美しさが目に入ってくる。その日は夕日に鉄橋が浮かび上がるまで、一日撮影をしていた。
 あと、何回訪れることができるか分からないが、じっくりと目に焼き付けたい。そんな気になる撮影地だ。
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ワンポイントフィールドガイド: 山陰本線 鎧−餘部
 
  
 余部鉄橋を撮影するポイント。A地点は昼過ぎまで順光で鉄橋を見上げて撮影できるポイント。かなり鉄橋に近いので、広角レンズが使いたくなる。鉄橋から離れて撮影するポイントもあるが、建物の扱いが意外と難しい。B地点は山に架かる感じで鉄橋を狙えるポイント。夏の夕方を除いて逆光になるが、輝く山をバックにする鉄橋も美しい。
 
 
 
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実際に撮影に行かれる場合は、週刊週めくりメニュー下にある、ご注意を必ずお読みください
 

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