Vol.27

伊那谷の春
     飯田線

  
 第19週 5月07日〜5月13日

  

田植えの始まった水田に中央アルプスが映る
        この写真はDVD「魅惑の鉄道風景 七曜週めくり」の映像から取り込みました
  
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 飯田線の北部は南アルプスと中央アルプスに挟まれた伊那谷に敷かれている。その沿線風景はなんと言っても美しい山々だ。木曽駒が岳を始めとする山を眺めながらのんびりと走るローカル線。ゆっくりと時間を過ごせるそんな路線だ。
 
 
 標高の高い伊那谷にも新緑の季節がやってくる。待ちわびたように田んぼに水が張られて田植えの季節が始まる。この季節が飯田線でもっとも美しい季節かもしれない。朝日に光る中央アルプスは、ほどよく残雪が残り、水田にその姿を映す。時おり走ってくるローカル電車の音が響き、青と緑風景に白いアクセントを加えると、伊那谷春の風景が出来上がっていく。
 
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ワンポイントフィールドガイド:飯田線 伊那福岡-田切
 
  
 大きく蛇行する飯田線、中央アルプスを背に撮影するポイント。TOPの映像はA地点で撮影したもの。撮影地点が田んぼの畦なので、いつも以上にマナーを守って撮影してほしい。(田植えの時期には農家の方が来られるので、ご挨拶とお願いも忘れずに!)
 撮影時間は順光で空気の澄んでいる朝がベスト。昼には列車に日が当たらなくなる。田んぼに水を入れる時期は年によって多少異なるそうなので、ある程度の運も必要かもしれない。B地点は川原から鉄橋を見上げて撮影するポイント、A地点とほぼ同じ角度で山をバックにすることが出来る。

 
 
 
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実際に撮影に行かれる場合は、週刊週めくりメニュー下にある、ご注意を必ずお読みください
 

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