Vol.12

豪雪のローカル線
       只見線

  
 第05週 1月29日〜2月04日

  

入広瀬-柿ノ木間 雪の朝DE15型ラッセルが走ってきた
 

        この写真はDVD「魅惑の鉄道風景 七曜週めくり」の映像から取り込みました
  
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 新潟県の小出と福島県の会津地方を結ぶ只見線。典型的な山越えのローカル線である。
 一時の赤字ローカル線廃止の波もなんとか乗り切った。あまりに険しいコースのため、道路の整備が遅れ、冬季には県境が現在にいたるまで通行止めになるというのも廃止にならなかった要素になっている。
 沿線の風景はすばらしい。山に囲まれた路線は四季それぞれに彩りを見せてくれる。
 ローカル線に乗ってみたいと言われれば、即座に只見線が良いと答える。そんな路線なのである。
 
 
 只見線の走る新潟の山あいは、日本でも有数の豪雪地帯だ。年が明けて2月の声を聞くとその積雪量がもっとも多い時期を迎える。
 ただでさえ雪の多い地域なのに、列車本数が極めて少ない。したがって雪の多い日には降り積もった雪の道をディーゼルカーが走ることになる。そして夜の間に降り積もった雪をかき分けるために、早朝ラッセル車が出動する。ああ、今夜は積もったなと思う翌朝はたいてい走るのだ。
 モノトーンになった雪の風景の中に、赤い機関車とヘッドライトが見えてくる。雪よけのウイングを広げて重い上越の雪を線路脇に掻き分けながら走って行く。定期列車と違って「たぶん今日は走るだろう」という狙いだけで寒い線路脇で待っている。除雪機関車のエンジン音が聞こえた時には、寒さも忘れてしまうのだ。
 今年も雪の朝に赤い除雪車が走り続けている。
 
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ワンポイントフィールドガイド:只見線 入広瀬−柿ノ木
 
 
 A地点は入広瀬駅から比較的近い国道の跨線橋付近からの撮影。橋の上からはカーブする線路を正面から見下ろして撮影することができる。また、線路に沿った細い道沿いからはタイトル写真の写真になる。
いずれも朝の上り列車を狙うが、晴れると逆光になるので、雪は曇りの日向きの撮影地だ。
 
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実際に撮影に行かれる場合は、週刊週めくりメニュー下にある、ご注意を必ずお読みください
 

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