Vol.44

初秋・東北ローカル
釜石線

  
 第36週 9月03日〜9月09日

 
  

遠野の町外れを行くローカル気動車
        この写真はDVD「魅惑の鉄道風景 七曜週めくり」の映像から取り込みました
  
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 釜石線は岩手県内陸部の花巻から民話の町遠野を経由して海沿いの釜石に向かうローカル線だ。花巻を出た気動車は山あいの里を繋いで走ってゆく。沿線には田んぼが広がり、その向こうに山が見える典型的な東北の風景が続いている。そして峠を越えて三陸の海へと駆け降りて行く。
 
 
 遠野の鉄道と言えば思い出すのが「銀河鉄道の夜」。宮沢賢治がこの物語のイメージを膨らませたという鉄橋が釜石線の前身、岩手軽便鉄道の橋脚跡が今でも宮守のアーチ橋付近に残っている。車窓からの風景は穏やかな田畑が広がり、点々と家や集落が見えている。絶景が広がるわけでもないのだが、不思議と旅をしている気持ちを駆りたててくれるそんな路線なのだ。夏の暑さがひと段落した9月の釜石線は稲がいっぱいに伸びて風になびいている。緑の絨毯とローカル気動車の風景、そんな何気ない東北の路線だ。
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ワンポイントフィールドガイド: 釜石線 綾織−遠野
 
  
 遠野の町外れにある鉄橋を行くローカル列車を撮影する。稲の伸びた田んぼに囲まれた鉄橋をサイドから狙う。ほぼ一日順光になるが、雨の日もバックの山の表情が出て美しい。
 
 
 
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実際に撮影に行かれる場合は、週刊週めくりメニュー下にある、ご注意を必ずお読みください
 

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